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◆ガン発見最前線
 今年の冬は、胃腸風邪が流行っているようです。胃腸風邪の症状には嘔吐や吐き気,下痢,腹痛,お腹が張った感じなどがあります。
 このような症状が長引いたり、いったんよくなっても食べたり飲んだりすると症状が悪化する患者さんが多くみられました。お腹のレントゲンを撮ると、胃が胃液でいっぱいだったり、小腸や大腸に異常なガス像(かまぼこ状のガス)が確認され、胃腸の動きの麻痺(麻痺性の腸閉塞)が多くの患者さんに見られました。
 こういった状態はお腹のレントゲン写真を撮らなければ分かりません。

 右下の写真は、お腹のレントゲンです。かまぼこ状の腸のガスが腸閉塞の特徴です。胃の中は未消化な内容物と胃液でほぼいっぱいで、わずかな空間(黒い部分、→)があるだけですから、少し飲むだけで吐いてしまいます。
 聴診をしても、胃や腸が動く(ぜん動運動)音がほとんど聞こえません。このような状態で無理に水分を補給したり栄養をつけようとして食べたり飲んだりすると逆効果になるので、以下のように注意してください。

  吐き気、おう吐、下痢の時の注意点!
  • 胃腸を休めるため、普通の食事をしないこと。
  • 基本食はお茶、さらさらの重湯、コンソメスープ、野菜スープなど(塩分は必要、甘みは不要)
  • 乳製品(牛乳、ヨーグルト)、冷たいもの、果物、甘すぎる飲み物(栄養ドリンク)などはダメ。
  • 吐き気が強いときは、大量のショウガ(大きめのしょうがを100ccのお湯に溶かして、小さじで少しずつ飲む)が有効。
  • 24時間くらい絶食・絶飲とする。口が渇いたら氷をなめる。だるければ(脱水症)点滴で治療する。
  • お腹がグーグーと鳴って食べたい感じになれば(頭と口に相談せず、お腹の声を感じる)、から始め、三分粥→五分粥→全粥→普通食へゆっくり戻す。

 
    
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