灰本クリニック

さまざまな職種のスタッフが活躍

患者を取り囲む器(コンテナ)になる

 さまざまな専門性を持った職員が、それぞれの立場から患者さんの病気と心に関わり、その情報を素早く伝えあい、どんな治療が一番よいかをみんなで考える。そして、各職員が違った役割を果たしながら手をつなぎ、医院全体として患者を包む器(コンテナ)として機能する、そんな医院をめざしています。

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【 看護師 】

 当院には個室の問診室が設けてあり、看護師が診療前に患者さんから症状の聞き取りをしています。急性の症状で来院した患者さんには症状を細かく聞き取り、診察までの順番を待たずに必要に応じて医師へ報告し、待ち時間の間に必要な検査を実施しています。
 初めて来院した患者さんには時に15分以上かけて今までの治療経過、内服状況、過去に行った検査や手術歴を聞き取ります。定期的に来院している患者さんからは家庭血圧の数値や体調の聞き取りをしています。
 診察では言いにくい嫁姑の愚痴、介護の苦労、夫の愚痴等を聞いたりもします。診察とは直接関係のない話や何気ない会話から重大な病気が見つかることもあります。看護師とのたわいのない会話で「聞いてもらってすっきりしたわ」と言ってもらえることもあります。そのような毎日の問診を大切にしています。
 

【 医療事務 】

 わたしたちはクリニックらしく患者さんに親しみやすく接することを心がけ、診療にも深く携わっています。
 診察室内での業務は医師と患者さんの会話を聞きながら電子カルテの処理を行っています。病気や薬の知識が自然と身に付き、患者さんの生活状況や背景なども理解することができます。また、医師と看護師、技師、管理栄養士との伝達係として重要な役回りを担っています。
 窓口では診察に関することはもちろん、医療とは関係のない日常の小さなことなど様々な会話ができるような雰囲気を大切にしています。みなさまが不安なく通院できるようにこれからもお手伝いしていきたいと思います。
 

【 管理栄養士 】

 毎月200~300人の栄養相談を行っています。糖尿病、体重減量、減塩、癌術後の体重を増やすなど目的も様々です。
 ほぼ全ての患者さんに食事日記の記載をお願いしています。患者さんそれぞれ味付け、量、食材、回数、好みなど全く異なります。患者さんの食事日記を見ながら糖質や脂質などをグラム単位で増減する相談をします。細かく相談するからこそ無理な制限や辛い思いは少なくて済みます。
 例えば、糖尿病治療のために糖質を減らす際、やみくもに制限すると「間食をすべてやめる」や「夕食の米を毎日やめる」とおおざっぱで厳しく制限することになります。しかし、細部にこだわると具体的な方法を提案できます。例えば糖質を50g減らしたいとき、「夕食の米を2杯食べていたところを1杯にする」「昼にラーメンとチャーハンを重ねていたらどちらか単品にする」「饅頭2個をあられ小袋に変更する」など止めずに減らす、別の食品へ変更するといったいろいろな選択肢があります。
 止めることは短期間なら我慢できますが長くは辛く続かないものです。代替案をいくつも提案して5年~10年続けていける食事療法をめざしています。
 

【 診療放射線技師 】

 診療放射線技師3名勤務しており、CT、一般撮影、胃透視、注腸透視、超音波検査(腹部、心臓、甲状腺、血管などの各臓器)などの検査を行っています。当科は早期癌の発見に尽力しており、早期肺癌は一番たくさん見つかっています。
 わたしたちの仕事は医師に説得力のある画像を提供することです。検査の前に必ず患者さんから症状や病歴を聞き直し、撮影方法を工夫しています。また撮影だけにとどまらず画像の読影にも力を入れており、医師らと毎日画像の検討会を行っています。
 急性疾患で救急搬送が必要な場合は看護師、事務スタッフと連携をはかり、画像を添えて患者さんを迅速に送り出せるように心がけています。

【 臨床検査技師 】

 病院では臨床検査技師は検査室にこもっていますが、当院では看護師や放射線技師などと一緒に仕事をしています。主な仕事は超音波検査、採血、心電図、尿検査、肺機能検査、検診業務などですが、問診、市の検診や内視鏡の予約など看護師の手伝いもしています。他のスタッフの仕事の大変さを知ることができるので、忙しいときはお互いに何か手伝えることはないかと声をかけています。
 院内のあちこちで小さなカンファランスが開かれているので、心電図や超音波検査などのわたしたちの専門分野だけでなく、CT、内視鏡、糖尿病教室、診療報酬などの知識も身につくのが当院の特徴です。
 


  • 消化器内科
  • 循環器内科
  • 糖尿病内科
  • 呼吸器内科

灰本クリニック

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