バリウム検診で異常を指摘された場合、胃カメラ検査を行って癌がないことを確認します。癌がなければひとまず安心です。その次にピロリ菌の感染の有無を検査します。
胃に感染したピロリ菌が胃潰瘍や胃癌の原因です。薬をたった1週間飲んでピロリ菌を除菌すると潰瘍も胃癌もできないことが2000年に明らかとなっています。ピロリ菌を発見したオーストラリアの医師2人はノーベル賞をもらっています。今や胃癌検診にバリウムを飲むのは時代遅れとなりました。早急に胃カメラ検査を行ってピロリ菌に感染していることが分かれば、すぐに除菌してしまえば胃癌をほぼ完全に予防できます。
それにバリウム検査は大量に被爆します。日本人は年間100万人の癌が発症し、そのうち1~2割はCTやバリウムによる被曝が原因とされています。
胃カメラとピロリ菌