心電図の異常は①脈の異常と②波形の異常に大別され,2次検査の方法が異なります。まずは看護師や医師に相談下さい。
①脈の異常の場合、心房細動、上室性頻脈、洞停止(一過性の心停止)などの命に係わる病気があります。特に心房細動は脳塞栓(脳梗塞の一種)を起こすため極めて危険です(昔の巨人の長嶋監督の病気)。携帯型心電図計を24時間装着する検査(ホルター心電図)を行って診断します。
②波形の異常の場合、狭心症、心肥大(高血圧が主な病気)、心臓弁膜症、心筋症などの病気を疑います。心臓超音波(心エコー)検査を行って心臓の4つの部屋の大きさ、心臓の筋肉の動きや厚さ、弁の状態などを観察します。