当院では2004年に早期肺癌を発見する目的でCT装置を導入以来、さまざまな疾患や癌の診断能力が向上し、いろいろな臓器から毎年60人ほどの癌発見の原動力となっています。当院にはCT画像の診断を専門としている放射線科医が定期的に来院しています。大病院では放射線科医と主治医が一緒にCTを読影することはまずないので詳細な患者情報はなかなか放射線科医には伝わらないのが現状です。当院では放射線科医と内科医、検査を担当した技師ら全員が参加して画像診断を行っています。これは他の病院や医院には無い特徴で診断の精度を高めることができます。
【CTによる早期肺癌の診断】
2020年春より16列CTから64列CTへ性能が大幅に上がりました。64列CTには以下の特徴があります。
胃や大腸などの消化管検査を行う時に使用し、バリウムの流れを観察しながら撮影する装置です。一般のレントゲンとは異なりスイッチを押している間は常にX線を出すことができます。ベッドを立てたり寝かせたりと自由にベッドを動かし撮影を行います。
一般撮影とは胸部、腹部、副鼻腔、骨などの撮影のことです。当院ではDR装置(digital radiographyの略)と画像ビューアを使ってX線写真をデジタル保存しています。DR装置では撮影されたX線写真をデジタル化し、それぞれの部位に最も適した濃度とコントラストになるようコンピュータ処理できるので、少ない線量で撮影しても診断価値の高い写真を得ることができます。この設定に技師は時間を費やしており、放射線科医からも高い評価を得ています。診察室のパソコンとネットワークで結ばれており、診察室で写真を見ることができます。
当院はCanon CXDI-701G Wirelessを採用しています。