心臓はおよそ1秒間に1回拍動しています。心臓超音波ではそれを動画で観察します。心臓の筋肉や弁の厚さ、動きだけでなく血液の流れる速さや量なども測定できます。心筋梗塞、心臓弁膜症、心筋症、心不全などの診断、重症度、手術適応などを知るために必須の検査です。
右上の写真はカラードップラー法という検査方法です。血液の流れる速さや量をカラー表示することができるので、左右の心房・心室(心臓の4つの部屋)の扉の役目をする弁を通過する異常な血流の流れを見つけることができます。高齢化にともない増加傾向にある心臓弁膜症や心筋症などの診断に威力を発揮します。