投稿日時:2016年04月15日
乳がんは日本人女性において最も罹患率の高い悪性腫瘍であり、罹患数、死亡者数とも増加しています。
乳がんは30代後半から急増、40~60代の女性に発症のピークをむかえ、70代では減少傾向にあります。
日本乳癌学会ホームページより
グラフから、乳がんは30代で急増し、40~60代に発症のピークをむかえますが、当クリニックではその年齢の受診者が圧倒的に少ないことがわかります。年齢が若い場合にはがんの進行が速く、乳がんが見つかったときにはかなり進行していることがあるので、30代から定期的にがん検診を受けることが重要です。
厚生労働省では40歳以上の人は2年に1度、マンモグラフィー検査を受けるように、と推奨しています。春日井市では30歳以上の全ての女性は、超音波検査(エコー検査)かマンモグラィー検査のどちらかを、毎年選んで検査することができます。
乳腺の発達した30代、40代はエコー検査ががん発見に有効で、高齢になるほど脂肪組織が増えるのでマンモグラフィー検査が有効と言われています。
70代以上は乳がんが減少するので、60代までは毎年、70才以上は数年に1回乳がん検診を受けましょう。
当クリニックでは女性技師がエコー検査をしており、痛みも被曝もなく検査を受けることができます。ご家族や周囲の方でまだ一度も乳がん検診を受診したことがない、という方にもぜひ検査を勧めてください。